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超希少!激渋なリアルジャパンビンテージ!フェルナンデス・バーニー Burny RLC-60の1982年製です。
Burnyレスポールタイプは海外で非常に高く評価されており、多くのファンが存在しています。
ボディ形状は50年代を意識した、トップ部が平坦でサイド急傾斜し、エッジが美しく盛り上がるアーチドトップ成形(写真1.2,5枚目参照)。
フィンガーボードは多少使用感ございますが多少濃い目のローズウッドです。
全体的に傷や打痕、汚れ(写真10枚目参照)、サビ、テールピースにタッチアップ(写真7.8枚目参照)はありますが大きな損傷は見当たりません。
特にPUキャビティ配線がリアより斜めにフロントに通された(写真7.9枚目参照)同社自画自賛の
前後ボディを接合する前にボディ下部のマホガニーをルーティングする本家50年代ビンテージ加工方式の採用
これはFernandes Burny レスポールタイプ1982-83年前後のみに採用された方式です。
RLCは当時60BKがマホTOP、BACKになっております。
フレットエッジバィンディングやピックアップ取り付けネジがマイナスネジである事も細部までVINTAGE GIBSON
に準じた採用等も国産ビンテージと呼ばれる技術力が向上した作りの良い、当時のMADEIN JAPANメーカー職人さん
の力の入れ方が伝わります。
また今では考えられないギブソンと訴訟になったヘッドに少し小ぶりなダイヤモンドインレイが特徴です
(その後稲妻インレイ、現在は新デザインマーク)。
この様な手の込んだ仕様の製造期間が約2年と短く製造数は少ないと思われ、
同年物は年に数台前後オークション市場に出る程度で希少価値が高いと思われます。
当時拘りの製品を生み出していたフェルナンデス、その中でもこの時期のBurny RLC はとても人気が高く
世界中のコレクターが探しています。
この年代より前年はコピー度が低く、後年はコストダウン簡易化されております。
このあたりを良く確認比較してみてください。
<コンディション>
1、ピックガード、ピックアップカバーの付属がございません。
2、ネック裏に汚れがあります(写真5枚目中央参照)。
3、全体に自然にできたレリックではない傷やサビ使用感があります。(写真7枚目左上参照)
4、ネックは多少順ゾリ気味、フレットは元々全般やや低めの仕様で6分で多少ビビりはあります。重量は4.2kgです。
5、ブリッジ、テールピースがタッチアップされております。
6、ボリューム、トーンノブのガイドが緩くなっております。
7、エスカッション、バックプレートのビスに緩い箇所があります。固定はできています。
本品は約40年以上使用、経過したオールド商品ですので上記内容、使用感、金属部分に錆、ビスに錆、
クスミ、ボディに小傷、線傷等(写真10枚目参照)があります事をご了承ください。
<インプレッション>
経年使用で上記の状態ではございますが本品の印象は、アーチトップやエルボーバインディングエッジ部の
加工等も良く出来たコピー度の高い個体だと思います。
この時代のバックやネックのマホガニー材も比較的良い材が使用されていると言われています。
指板も比較的濃い目のローズが使用されております。
出音はビンテージ系の比較的立ち上がりの良い芯のある音です。
甘めのニュアンスから「ガリッ」としたエフェクターの乗りも良いオールマイティーに使えるサウンドだと思います。
またお好みのPUのリプレイスにも良い個体だと思います。
また独自にセッティングされておりますので、弦も古く、ご自身のお好みにセットアップ下さい。
本品はプレイヤーズコンディションです。綺麗なもの、ミントコンディション等をお求めの方はご入札をお控えください。
是非この機会にフェバリットアイテムにいかがでしょうか。付属品はございません。
本体のみの出品です。
これ等をご理解頂き是非この機会に愛用品としてご使用頂ければ幸甚です。
ご入札に際しましては、写真をご覧頂き、充分ご検討のうえご入札ください。
本品はビンテージで古い使用されたものにご理解頂ける方向きですので、神経質な方は入札をお控えください。
また仕様等評価につきましては飽くまでも個人的な見解である事をご了承下さい。
発送は本体をエアパッキン等で梱包しダンボール他に入れ、関東よりゆうパック着払いにて送付します。
ご入札後のキャンセルはお受けできませんので充分ご検討、ご注意ください。
神経質な方は入札をお控えください。
落札後24時間以内のご連絡2日以内の支払手続き、確実な受取連絡が可能な方限定です。
以上をご理解の上、ノークレーム・ノーリターンでお願い致します。
返品はご容赦ください。本品の価値をご理解いただける方の入札をお待ちいたします。
宜しく御願い申し上げます。
(2024年 3月 7日 22時 37分 追加)
ご質問有難うございます。
製造元の特定はできませんが、マツモクも製造を請け負っていた様ですが、私見ですがは寺田ではないかと思っております。
マツモクのロングテノンにボルトを打ったバーニーも散見されます。
この個体はフェルナンデスも自画自賛しておりますがビンテージを研究していると思われます。
https://www.fernandes.co.jp/fer_wp/wp-content/uploads/2012/09/1982_vol2.pdf
p10-11参照ください。
大きな特徴はピックアップキャビティのマホガニーボディ下部の配線溝を斜めスクエアにルーティングカットしている所です。
トーカイも斜め溝ですが70年代のギブソン同様丸いドリル後開け穴です。この時期その他の特徴は、
ヘッドダイヤモンドインレイが小ぶりでペグの内側にある、~21fのポジションマークが細い、
コントロールノブポインターが寝ている等です。
ボディはバックトップともにマホガニーです。
現状リペアは不要です。
(2024年 3月 12日 1時 03分 追加)
審議は不明ですが、海外のバーニーファンが以下の興味深い情報提供をしております。
どうやって調べたのか分かりませんが研究熱心です。
稚拙ですが、当方こちらを参考にしておりました。
https://www.mylespaul.com/threads/finally-found-a-burny-custom-sunburst.120725/
の一番下部のページ
2010年12月30日のジャッコさんの回答より、1982-84年の製造工場は不明との記述があります。
また、元フェルナンデス担当者さんより、春日楽器製造との情報を頂きました。
貴重な情報を有難うございました。
(2024年 3月 7日 22時 37分 追加)
(2024年 3月 12日 1時 03分 追加)