SAEC サエク SL-2000 単結晶導体/結晶粒界ゼロ=PCOCC & 高純度/99,99997% Stressfreee=6N-Cu
2種のマルチコンダクター/ハイブリッド構成 絶版品 70mペア の出品です。
画像の通り、発売時の 元箱 が付属致します。
サエクのケーブル中、当時の最上位機種＝SL-4000 の姉妹機種ですが、実は 肝心のケーブル自体は同じものでございます。
日本鉱業の99,99997% 高純度銅 "Stressfreee-6n" に加えて、古河電工の”PC-OCC”を採用した
マルチコンダクター/ハイブリッド構成の XLRケーブル でございます。
確か、過去にサエクがPC-OCC（単結晶状 高純度無酸素銅）を採用した例では
RCAケーブルでは、SL-4000とSL-2000。XLRケーブルでは、XR-4000とXR-2000
ラインケーブルでは、この２機種が 最初で最後だった記憶がございますので、このケーブルは珍しい部類になります。
単一の導体だけでは、音質面での越えられない壁を克服しようとした、意図の感じられる内容です。
当シリーズは、当時 「SL-4000 & SL-2000」のラインナップでしたが
今は現行品である 「SL-5000 & SL-3000」に刷新され
それに採用された導体は、PC-Triple C がメインの内容となりました。
その一方で 前モデルである この製品、６n-Cu＆PC-OCC＝ハイブリッド/マルチコンダクター
優れた２種の導体を採用したことで、双方の長所がいかんなく発揮された良品と思います。
特徴となる 99,99997% ”６N ストレスフリー 銅線”は、日本鉱業（元
アクロテック）から
そして PC-OCC （単結晶状 高純度 銅線）は、古河電工より供給されたようです。
どちらとも 当時のオーディオ界を席巻した、代表的な導体で
いずれも現在では、惜しまれながら 製造停止となった絶版品となります。
６Ｎ超高純度銅に Stressfreee処理を施した素線と
信号伝達を妨げる銅の結晶粒界が理論上ゼロという
単結晶状のPCOCCの２つの特徴を盛り込んだ ハイブリッド構造。
導体は中心部に6N-OFC、外周部にPCOCC素材を配置して
バランスの良い再生音を持つ6N-OFCの美点を生かしながら
表皮効果で表面部を流れる高域信号のために、解像度の高いPCOCCを追加することで
双方の導体の良さを両立することを目的とした構造になっております。
現行のサエクのケーブルは、全面的に PC-Triple-C を採用しておりますが
前述の「PCOCC」が絶版となってしまったことによる”代替”として登場した背景があり
あくまで個人的な感想を述べさせていただくと、本家本元には今一歩 及ばないという印象でございます。
シールドは銅箔と編組線の二重構造と、十分な遮蔽効果で万全なノイズ対策を行っております。
絶縁体は理想的な空気絶縁に近く、且つエネルギーロスの少ない発泡ポリエチレンが採用されました。
