「「帝国」ロシアの地政学 「勢力圏」で読むユーラシア戦略」
小泉 悠
定価: ¥
2400
書き込みあり
「兄弟国」ウクライナに対するロシアの侵攻は、全世界を驚かせた。本書は、帝国志向、大国志向、歴史的主権など、プーチン・ロシアの特殊な「論理」をわかりやすく分析する。今やロシアの勢力圏は旧ソ連諸国、中東、東アジア、そして北極圏へと張り巡らされているが、その狙いはどこにあるのか。北方領土問題のゆくえは。蜜月を迎える中露関係をどう読むか。ウクライナ、ジョージア、バルト三国など、旧ソ連諸国との戦略的関係は。中東政策にみるロシアの野望とは。
ロシアの秩序観を知り、国際社会の新たな構図を理解するのに最適の書。ウクライナ戦争の背景を読み解く基本書として幅広い評価を受けている。第41回サントリー学芸賞(社会・風俗部門)受賞作品。
目次
第1章 「ロシア」とはどこまでか――ソ連崩壊後のロシアをめぐる地政学
第2章 「主権」と「勢力圏」――ロシアの秩序観
第3章 「占領」の風景――グルジアとバルト三国
第4章 ロシアの「勢力圏」とウクライナ危機
第5章 砂漠の赤い星――中東におけるロシアの復活
第6章 北方領土をめぐる日米中露の四角形
第7章 新たな地政的正面 北極
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