ヤマハのブックシェルフ型スピーカー「NS-1000MM」です。
人気のチェリーカラー。
前面ネットは付属しません。
以下の改修を施しています。
・ 3WAYネットワーク搭載
・ 配線の引換え
・ バスレフの新設
・ キャビネットの補強
・ 吸音材の新設
このスピーカーは一見3ウェイですが、内部のパッシブネットワークは2ウェイ構成で鳴らしています。
これを撤廃し、専用設計のPCBに3ウェイのネットワークを新規構築したスピーカーとなります。(写真9枚目右下)
コンデンサは、HFに東信工業製とSuntan製、MFにパナソニック製PETフィルムとエルナー製音響向け電解コンデンサを搭載。
LFにもエルナー製電解を採用しています。
HF回路のコイルは空芯コイル。抵抗器はすべて無誘導性としています。
上記に伴い、配線をすべて引き換えています。
背面にバスレフポートを新設しています。
オール樹脂製ダクト。共振周波数は88~89Hz付近です。
栓が付属しますので、従来のように密閉型としても運用できます。(写真7枚目)
キャビネット内部に、桟としてボルトを流して補強しています。
キャビネット内に、吸音材としてフェルトとエステルフォームを新設しています。
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キャビネット外観は、表層に極薄い擦り傷と小さな打痕がありますが、目立たない程度です。
片方のミッドのグリルネットに、若干のゆがみがあります。指先で触れると分かる程度です。
前面ネットは付属しません。
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内部のネットワーク回路を各々セパレートし、「真・3ウェイ」としました。
音はオリジナルの高音寄りからフラットに近づける調整をしています。
ツイーターの性能由来である耳に不快な特定周波数のピークをパッシブフィルターで抑えることで、高音がややマイルドになっています。
反対に、ウーファーとミッドレンジで中音域を少し持ち上げています。
ブライトな高音は雰囲気を残して聴きやすく、中音に存在感を持たせてバランスをとったチューンです。
不足する低音域をリアバスレフで補完できるようにしています。
今回は、バスレフを2連ポート仕様としてみました。下方向のレンジ感よりも量感を重視したものとなっています。
オリジナルである中高音がソリッドな密閉型と、音に厚みが増すバスレフ型。お好みの音質でお楽しみください。
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主な定格
・ 寸法:W150 x H275 x D180 mm
・ インピーダンス:6Ω