港の市場は 様々な魚たちが フーと目を剥いて並んでいた。暫く品定めしていたが 何かを感じてふっと目を上げると 一人の女性と
目があった。見たこともないようなドレスを纏った美しい貴婦人。なぜこんな場所に。思う暇なく一枚の紙切れ 手渡して 待たしてあった高級そうな車で 立ち去ってしまった。
手元の紙切れ見ると 招待状、コーヒーをご一緒いかが!
あっけにとられたが 後日いそいそと出向いた。相応しくないのはわかってたが 今ある一張羅来て。
バラや 色とりどりの 庭園想像してたが違った。
一歩間違えば 森の中 と見違えそうな中に 森の木で作った素朴な
テーブル。導かれた動線で近づくと テーブルにこのカップ。
緑の中に赤が映える。そして
たった一つこのカップのみ。彼女はもちろん 周りに全く人の気配ない。どういううこと ？
と覗き込むと コーヒーが入ってる。微かな湯気立てて そして 懐かしい香り、遠い昔若い頃好きだった マンデリン。
長いこと忘れていた香り。底にメモはさんであり どうぞ 飲んでの
一文字。
暫くためらったが 椅子用にと誂えてある 切り株に座って飲んだ。
取っ手の 赤もいいなあ!
それにしても 誰だ? 謎の貴婦人。
snsでの 貴婦人 の言葉に 反応した 散文
口径9.5高さ7.5 センチ 210g
土は 新作２番目 しっかりしている。
https://www.youtube.com/shorts/WI4J6bDesF4
高温レンジ不可
