UVレジンで蓄光きのこを作り、ブラックライトで光る蛍光鉱物と一緒にガラスドームに入れてみました!
珍しく、アクセサリー以外の作品になります!
まず最初に使用した鉱物の解説参ります!(興味の無い方は罫線まで飛ばしてください)
モルガナイト。
鉱物種「ベリル」グループの中で淡いピンク色の「モルガナイト」
1911年にマダガスカルで見つかったこの石は、もともと「ピンクベリル」と呼ばれていたそうですが、宝石学者のクンツ博士がニューヨークの銀行家であり自分の後援者でもあるJ・P・モルガン氏に敬意を表して「モルガナイト」と名づけたそうです。
同じ「ベリル」グループの「アクアマリン」や「エメラルド」の妹分とされ、その色は微量のマンガンが結晶に入ったことによるものです。
「モルガナイト」は「ローズクォーツ」と同じように平板状の結晶をしていますが、その光沢や輝きは、ローズクォーツとは全く異なります。
また、同じピンク色のベリルに「ペツォッタイト」がありますが、セシウムの含有量が多い為「モルガナイト」とは異なります。
色の種類は仄かなラベンダー色から燃えるような赤紫色、パステルピンクにアプリコットの混じった色まで、さまざまな「ピンク色」があります。
耐久性、光沢、透明度、輝き、そして多様なピンクの色合いで人気のある「モルガナイト」ですが、残念なことに産出量は多くなく、品質の良い物は希少といえます。
ルビー。
言わずと知れた世界4大宝石の一つ!
(他はダイヤモンド、エメラルド、サファイア)
ルビーの鉱物種は「コランダム」
コランダムにクロムという金属が混じり、濃い赤色になったものをルビーと呼び、それ以外は全てサファイアと呼ばれるそうです。
その名は赤色を意味するラテン語「ルベウス」に由来し、古代ローマでは「カンブルクルス(燃える石炭)」と呼ばれ内に炎を宿す石とされてきました。
実際、ルビーには太陽光や紫外線などの光に反応して炎が燃えているかのように赤く光る性質があります。
ルビーが価値の高い石と言われる理由はその生成過程にあります。
コランダムにクロムが混じる事で赤くなる事は先にお伝えしましたが、このクロムの含有量がコランダムに対して僅か1~2%のものがルビーと呼ばれます。
クロムが少ないとピンクサファイアと呼ばれる薄い赤。多すぎると灰色っぽくなってしまい、価値が失われてしまいます。
コランダムに適度にクロムが含まれること自体が自然界では起こりにくいという事実が、ルビーの希少価値を高めています。
ルビーは玄武岩や大理石など、さまざまな岩石の中で結晶となり成長します。
産地によって色調が異なるのは、育った周辺の環境に起因しています。
例えば鉄分の多い玄武岩が起源のタイ産はやや黒っぽい色となり、大理石などの石灰岩が起源のミャンマー産は鮮やかに発色するルビーとなります。
中でも最高級品とされるのがミャンマーのモゴック地方産のもの。
深みのある赤ワインようなその色は「ピジョンブラッド(鳩の血の色)」と称されて珍重されています。
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こちらのモルガナイトの産地はブラジル。
非人工調整処理の原石です。研磨され、表面はツルリとしています。
ブラックライトでピンクとオレンジの中間色に蛍光しますが、一般的に「モルガナイト」は蛍光しないと言われています。
(説明欄の文字数が足らないので、説明の続きは購入時の注意点に追記します)
手作りレジンきのこ。
蓄光パウダーで白い色になってます。
強い光を当てて、暗い所に持って行くと少しの間青白く光ります!
普通のライトの下ではきのこと鉱物。
ブラックライトでは光るきのこと鉱物。
そして暗闇では光るきのこ。
と、光源の条件次第で色々と楽しめる感じになってます!
手持ちのiPhoneでは暗闇撮影が出来なかったので、鉱物の蛍光が分かりづらいですが、実際目にすると蛍光の強さに驚くと思います!
(暗闇で撮影した画像だけ、分かりやすいように明るさを補正しています)
※注意事項※
注意事項を「購入時の注意点」へ纏めました。
購入前に必ずご確認ください。
素材
ガラスドーム:ガラス
金具:真鍮?
グランドマット:紙、パイル植毛
サイズ
本体:約18㎜×35㎜
金具を含む
画像参照
使用したモルガナイトについて追記です。
モルガナイトは一般的に「蛍光しない」と言われています。
そして、モルガナイトに良く似た鉱物に「クンツァイト」があります。
このクンツァイトはUVライトでオレンジ~オレンジピンク系に蛍光するので、この二種類を簡単に判別する方法としてネットで紹介されています。
では、蛍光するモルガナイトは実はクンツァイトなのではないか?
そう思って調べてみたのですが、全く蛍光しないという訳では無い事が解りました。
商品説明に記載した通り「モルガナイト」はベリルグループの鉱物ですが、一般的にベリルが「蛍光する事がある」のはあまり知られていないようです。
なので、もしかしたら蛍光するモルガナイトもあるかもしれません。
鉱物は自然が作り出したモノ。それ故、内包物は様々です。
「蛍光しない」と言われている鉱物の内包物に蛍光物質が少しでも含まれていれば、当然蛍光します。
では今回使用した「モルガナイト」はちゃんと「モルガナイト」なのか?
それとも「クンツァイト」なのか?
答えは「不明」としか言えません。
「モルガナイトで購入したものですが、長波長でUV反応をしているため実際にはクンツァイトである可能があります」
としか説明できないのです。
今回は当初購入した時の情報のまま「モルガナイト」として商品説明欄に記載しましたが、上記の説明を踏まえた上、ご自身でご判断ください。
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素材が天然石故に、一点物の商品です。
似たものは作れても、全く同じ物はお作りできません。
ご了承ください。
使用している素材が天然石なので、傷やヒビ、インクルージョン(内容物)がある場合があります。
それも味として楽しめるかと思いますが、気になる方や神経質な方はご遠慮ください。
同じ形や色は一つとして無い、個性的な石たちの表情をお楽しみ下さい。
当方では使用した鉱物の鑑別を行っておりません。
入手元の情報をそのまま記載しています。
購入後、鑑定に出した結果、商品説明と違ったとしても責任は一切負いません。
購入されますと、写真の品物をお送り致します。
よくご確認の上カートにお入れください。
画像はiPhoneを使い、自然光で撮影していますが(暗闇の画像以外)明るさ調節等、編集を一切行っておりません。
ご覧になっている端末や設定により、実際の作品と色味が違って見える場合があります。
作品の石のサイズ、パーツサイズは作品説明欄下部に記載してありますので、お手元に定規等ご準備の上ご確認下さい。
ガラスドームに金具を接着する際、接着剤を使用しています。
また、金具の素材が真鍮と思われるため、アレルギー体質の方はご注意下さい。
離島からの発送になりますので、到着まで時間がかかります。
天候に左右されることもありますので、お急ぎの方はご遠慮ください。