五木杉について
球磨川水系の最大の支流となる川辺川。17年連続で「水質が最も良好な河川」と評価されています。(令和5年度現在)その川辺川の上流に位置する五木村では、長い年月をかけて良質な杉である「五木杉」を育てています。
五木村に広がる広大な森林は、バランスよく広葉樹も育ち、豊かな森を創り出しています。希少種の動植物も多く生育している自然豊かな地域で大切に育てられている五木杉は、その独特な製法から建材として注目される木材になります。
冬場に伐採された五木杉は、葉や枝をつけたまま山で三カ月程度、乾燥させます。葉から多くの水分が抜けるため重量が軽くなったところで、製材所へ運び、杉の状態を見ながら丁寧に製材を行います。
その後は、五木村の河川敷の乾燥場で、さらに1年以上に渡り、自然の風によって乾かした後に、ようやく製品になります。およそ40%~60%程度は建材として使用し、後は加工品用にストックされます。自然乾燥にこだわり徹底した品質管理のもと育てられた五木杉は、乾燥機で短期間で乾燥した木材に比べて、杉自体がもっている脂分がゆっくりと留まるため赤目の発色もよく、手触りも柔らかく優しい風合いです。
エッセンシャルオイルとも相性がよく、香りが長持ちします。数滴のアロマを含ませたディフューザーを持ち歩けるのも便利です。全て手作りの五木杉のディフューザーは、豊かな自然と森林の守り人たちの想いを感じて頂けたら嬉しく思います。